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マイクロニードルの針の長さはどのくらいが適切?

目次

美容成分を角質層まで届けるマイクロニードル。ここでは、製品開発において重要な「針の長さ」の目安や設計のポイントを解説します。ユーザーに寄り添う製品づくりの参考にしてみてください。

化粧品におけるマイクロニードルの針の長さの目安

角質層へアプローチするための一般的な長さ

化粧品として販売されるマイクロニードル製品を企画する際、大前提となるのが薬機法のルールの遵守です。化粧品がアプローチできる範囲は「角質層まで」と定められており、人間の顔における角質層の厚さは食品用ラップ1枚分にあたる約20マイクロメートルほどしかありません。しかし、実際の使用時には肌の弾力やパッチ基材の沈み込みがあるため、製品の針にはもう少し長さが必要になります。

一般的に、スキンケアなどの美容目的で用いられるニードルの長さは、通常およそ150~200マイクロメートル程度がひとつの目安です。とはいえ、これらの数値はあくまでひとつの目安にすぎません。単純に針の長さを追及するのではなく、角質層の隅々へ美容成分を届けるサポート役として、スキンケア用途と安全性のバランスを考慮した設計を行うことが大切になってきます。

医療用との長さ・目的の違い

マイクロニードルという言葉を聞くと、注射針のような医療用ツールを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。実際に医療分野でも活用されている技術ですが、医療用と化粧品用では開発の目的や求められるスペックが根本的に異なります。ワクチン接種などを目的とした医療用の一部は、皮膚のより深い層へ到達するように設計されるケースがあります。

一方で、化粧品用のニードルは日々のスキンケアで角質層に潤いを与えることを目的としているものです。そのため、過度な負担を避けたマイルドな構造になっており、日常的に使いやすい仕様を目指して作られています。

針の長さを決定する際に考慮すべきポイント

ターゲット層が許容できる使用時の体感(チクチク感)

製品の企画段階で深く考えるべき要素のひとつが、肌へ乗せた際の特有のチクチクとした体感です。一般的に針の寸法が増すほど刺激を感じやすくなるため、マイルドな使用感を好む層に向けた製品であれば、短めの設計を検討することになるでしょう。反対に、ある程度の体感をスキンケアの手応えとして好むユーザー層に向けて、安全な範囲内で長さを調整するのもひとつの戦略といえます。

ただし、肌への刺激は長さという単一の指標だけで決まるわけではありません。先端の形状や針の密度、素材の硬さなども複雑に影響し合うため、総合的な検証を行いながら仕様を固めていくプロセスが必要です。

適用部位(目元・口元・全顔など)による違い

人間の皮膚は全身で均一な厚さではなく、部位によって角質層の状態が異なる点も忘れてはいけません。例えば、目元や口元は顔のなかでも皮膚が薄くデリケートな部分として知られています。このような部位に向けた製品を開発する際は、刺激を抑える目的で針を短めに設定するのも有力な選択肢です。

しかし、短くすれば無条件に良質な製品になるわけではなく、パッチの基材設計や溶解速度といった要素も同等に重要になってきます。対象となる部位の皮膚科学的な特徴をしっかりと分析し、複数の変数を組み合わせて最適なサイズを導き出すことが、心地よい使用感を実現するための鍵となります。

OEMでマイクロニードル化粧品を開発するコツ

製品の形状(パッチ型・塗布型など)に適した設計

マイクロニードル化粧品には、美容成分を細かな針状に成形したパッチ型や、クリームに微小な針状物質を配合する塗布型といった多様な形状が存在します。パッチ型の場合はヒアルロン酸などの水溶性成分をベースにしており、肌の水分で溶けながら角質層へアプローチする仕組みが主流です。

また塗布型には、海綿由来の天然スピキュールを採用したものだけでなく、さまざまな微粒子を用いた多様なアプローチ法が開発されています。それぞれの形状が持つ特性を正確に把握し、製品コンセプトに合致した設計を慎重に選び抜くことが求められます。

実績のあるOEMメーカーへの相談

自社の理想とするマイクロニードル製品を単独で設計することは、技術的なハードルが高いのも事実です。最適な効果と安全性を両立させるためには、針の長さだけでなく、先端の形状、密度、溶けるスピード、貼付時間など多岐にわたる項目を評価しなくてはなりません。

このような複雑な設計を成功に導くためには、マイクロニードルの分野で確かな実績を持つOEMメーカーをパートナーに選ぶことが非常に重要になってきます。専門的なノウハウを持つ製造会社と綿密にコミュニケーションを取り、データに基づいた検証と試作を重ねることで、ユーザーに長く愛されるオリジナル化粧品の完成へと近づいていくはずです。

編集チームまとめ

マイクロニードル化粧品を企画する際は、角質層へのアプローチを前提とした適切な針の長さを検討することが出発点となります。ユーザーに寄り添う製品は、長さというひとつの要素だけで決まるわけではありません。

ターゲット層のニーズや使用部位に合わせて、針の密度や形状、溶解速度などの多様な要素を総合的に評価する視点が必要です。自社の目指す理想の製品づくりを実現するためにも、高度なノウハウを持つOEMメーカーと二人三脚でじっくりと開発を進めてみてはいかがでしょうか。

当メディアでは、剤型別におすすめのマイクロニードル受託製造(OEM)会社を紹介しています。自社の企画を実現するためのパートナー探しにお役立てください。

”作りたい製品別”おすすめの受託製造(OEM)会社3選

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