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マイクロニードルの溶解型・非溶解型の違いとは?

目次

マイクロニードル化粧品の開発において、溶解型と非溶解型の選択は製品の方向性を決定づける重要な要素となります。それぞれの特徴やメリットを整理し、コンセプトに合わせた選び方を解説します。企画を検討する際の参考としてお役立てください。

溶解型と非溶解型マイクロニードルの基本構造と違い

溶解型:成分を針状に成形した「溶けるタイプ」

溶解型マイクロニードルは、ヒアルロン酸などの水溶性高分子を微細な針状に成形し、乾燥・固形化させた技術を指します。このタイプは、肌に貼付した後に針そのものが角質層の水分によって時間をかけて解きほぐされ、内部で成分を放出する仕組みを持っています。主にパッチ状の製品として展開されることが多く、成分を届けたい箇所へダイレクトに配置する集中ケアに適した設計といえるでしょう。素材を物理的に微細な形へ留める高度な成形技術が基盤となっており、効率的なアプローチを重視する製品に向いています。使用後に針の形状が残らないため、後処理が簡便な点もユーザーにとっての利点です。

非溶解型:天然素材等を活用した「溶けないタイプ」

非溶解型マイクロニードルは、海綿から抽出された天然の加水分解カイメン(スピキュール)やシリカなど、形状が維持される素材を活用したものです。溶解型とは異なり、素材そのものが肌の中で溶けて消失することはありません。肌の表面に物理的な刺激を与えることでコンディションを整え、角質層までの浸透を穏やかにサポートする役割を担います。クリームや導入美容液といった液体状の製品に配合しやすく、顔全体への広範囲なケアに対応できるのが魅力です。素材自体の硬度を活かした特有の体感が、ユーザーに「新しいケアを取り入れている」という実感を与えやすいという特徴も持っています。

形状による使用感と浸透プロセスの違い

溶解型はパッチを貼って一定時間を置くことで、成分がゆっくりとなじんでいく「じっくりとしたケア」が特徴です。一方で非溶解型は、塗布してマッサージを行うことで素材が肌に触れ、特有のチクチクとした体感を伴うという違いがあります。これらはユーザーがどのようなケア体験を求めているかによって、選択肢が分かれるポイントといえるでしょう。溶解型は夜のスペシャルケアとしての側面が強く、非溶解型は毎日のスキンケアの質を補うような役割を期待される傾向にあります。ターゲットとするシーンに合わせて使い分けることが、製品の満足度を高める鍵となります。

各タイプが持つ特徴と製品化におけるメリット

集中ケアに適した溶解型パッチの特性

溶解型は特定の部位、例えば目元や口元などを選んでケアする製品において、その親和性を発揮します。成分を針状に固めて角質層へ届ける設計が可能であり、週に1回程度の特別なケアとしての付加価値を提案しやすいのが強みです。一晩貼ったまま休むといった使い方も一般的で、翌朝の肌の状態に期待を寄せるユーザーに対して、分かりやすいコンセプトを提示できます。高級感のあるパッケージングとも相性が良く、プレミアムラインの製品としても適しているでしょう。成分そのものが針を構成しているため、無駄のないアプローチを求める層にも訴求しやすいです。

幅広い製品展開が可能な非溶解型の汎用性

非溶解型マイクロニードルは、クリーム、美容液、さらにはファンデーションなど、既存の多様なスキンケアカテゴリーに組み込みやすいメリットがあります。日常的なお手入れの流れの中に「針によるケア」を自然に取り入れられるため、継続的な利用やリピート購入に繋がりやすいのが特徴です。また、他の整肌成分との組み合わせも柔軟であり、ブランド独自の処方個性を出しやすい点も開発者にとって大きな魅力となります。広範囲に手軽に使用できるため、顔全体のキメを整えたいという幅広いニーズに応えることが可能です。

製造コストとロットに関する傾向

溶解型パッチは精密な成形プロセスや特殊な型を必要とするため、非溶解型に比べると製造コストが調整しにくく、最小ロット数も一定の規模が求められる傾向にあります。一方で、非溶解型はバルク(中身)に素材を混合する手法が主となるため、処方の調整が比較的スムーズであり、コストバランスを考慮した開発が進めやすいという側面があります。事業の規模感や販売計画、ターゲットとする販売価格に基づいて、どちらのタイプが事業性に優れているかを多角的に判断することが、安定した製品供給には欠かせません。

目的やコンセプトに合わせた選定のポイント

ターゲット層の悩みと利用シーンを想定した選定

「寝ている間に気になる部分をじっくり手入れしたい」というニーズには溶解型パッチが適しており、「いつものスキンケアをより満足度の高いものにしたい」という層には非溶解型の美容液が適しています。ユーザーがその製品をいつ、どこで、どのように使うのかというライフスタイルを具体的にイメージすることが大切です。朝の忙しい時間帯に使うのか、夜のゆったりした時間に使用するのかによって、形状やテクスチャーの正解は大きく変わります。顧客体験を第一に考えた選定が、製品の支持を左右するといっても過言ではありません。

訴求成分との相性と処方設計

溶解型は水溶性の高分子成分を針状にする技術であるため、ヒアルロン酸などの保湿成分との相性が優れています。対して非溶解型は、油性・水性を問わず多様な整肌成分と組み合わせて配合することが可能です。例えば、注目の成分を針と一緒に配合し、角質層への浸透をサポートするような設計も検討できるでしょう。製造パートナーが持つ過去のデータや知見を活用しながら、独自のコンセプトに基づいた相乗効果を狙える処方を構築することが、市場における差別化を実現するポイントとなります。

継続的な使用を促すためのテクスチャー開発

特に非溶解型を採用する場合、素材の配合量やベースとなるクリームの質感によって、肌への刺激の感じ方が変化します。ユーザーが不快に感じることなく、むしろ心地よい刺激として捉えてもらえるような絶妙なバランス調整が不可欠です。毎日使いたくなるような肌なじみの良さや、後のスキンケアを邪魔しない仕上がりを追求することが製品の完成度を左右します。溶解型においても、パッチの密着性や剥がれにくさといった細かな使い勝手の向上が、最終的なユーザーの満足度や信頼感に直結します。

編集チームまとめ

溶解型と非溶解型のマイクロニードルは、それぞれ異なる特性とメリットを併せ持っています。溶解型は集中ケアによる付加価値を、非溶解型は日常的なケアへの取り入れやすさと汎用性を提供します。どちらを採用すべきかは、ブランドが目指すターゲット、価格帯、そしてどのようなケア体験を届けたいかというコンセプトに依存します。

市場のニーズが多様化している現在において、それぞれの特徴を正しく理解し、適切な選択を行うことが重要です。信頼できるパートナーと共に納得のいく処方を練り上げることが、製品化を成功させる確かな一歩となります。

当メディアでは、剤型別におすすめのマイクロニードル受託製造(OEM)会社を紹介しています。自社の企画を実現するためのパートナー探しにお役立てください。

”作りたい製品別”おすすめの受託製造(OEM)会社3選

化粧品業界では多様性の高まりとデジタルの進化により、競争が激しくなっています。

これに対応していくためには、企画の段階から伴走してくれる化粧品受託製造会社をきちんと見極めることが重要。

ここでは、作りたい製品ごとにおすすめの会社をご紹介。成功するためのパートナー選びの参考にしてみてください。

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スキンケア製品を作るなら
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引用元:シーエスラボ 公式HP
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