これから化粧品業界に参入する場合、どれくらいの儲けが期待できるのでしょうか。原価・利益率といった、気になる情報をまとめてみました。
化粧品販売における利益を考える場合、まず流通構造を考慮する必要があります。たとえば、消費者に1,000円のオリジナル化粧品を販売するとなった場合、小売業向けに設定される価格が700円ほど。小売業の前にある2次問屋が450円、1次問屋が350円、メーカーの利益は200円ほどとなります。
しかし、化粧品OEMではオリジナル化粧品の開発・製造をすべて委託できるため、新しい機材や人材を導入する必要がありません。そのぶん、コストを大きく抑えることができるというワケです。
初めて化粧品OEMに取り組む場合、やはり大量の在庫リスクは避けたいものです。そうなると小ロットでの製造が候補に挙がりますが、化粧品OEMの一般的な最小ロットは1,000個から。もちろんそれ以下のロットで製造しているメーカーもありますが、小ロットだと製品ひとつあたりの原価が高くなってしまいます。
ある程度の予算が確保できるのであれば、経済ロット(大ロット)で製造したほうが原価を抑えることができ、利益率の高い製品にできるでしょう。
小ロットでも利益が期待できる
おすすめのOEM受託製造会社3選
化粧品の中身のことをバルクといい、使用成分・製造方法・量によって価格が変化。当たり前ですが、高価な成分をたくさん使えば価格は高くなります。また、新規で原料を開発する場合はコストがアップするため、化粧品OEM会社が持つ既存処方をうまく利用するのもひとつの手段です。
化粧品を入れる容器も、価格を左右する要素のひとつです。プラスチック製の容器は比較的安価に抑えることができ、ガラス・樹脂などの厚みのある容器のほうが高価になる傾向があります。また、オリジナルの容器をデザイン・製造する場合や、印刷に使用するカラー数が多い場合も価格が高くなります。
化粧箱を発注する場合、一般的にロット数は1,000個から。特殊な印刷方法・紙を使用すると価格が上がりやすくなるため、メーカーの既存型を利用してコストを抑えるといった方法もあります。ラベルの外注製造も1,000枚からが一般的で、数が小さいほどコストがかかりやすくなります。
化粧品OEMで利益を出すには、内容物だけでなくパッケージなどの価格も考慮する必要があります。こうした部分についても専門的なアドバイスを提供してくれる、そんな化粧品OEM会社を選ぶと理想の製品を作りやすくなるでしょう。
化粧品業界では多様性の高まりとデジタルの進化により、競争が激しくなっています。
これに対応していくためには、企画の段階から伴走してくれる化粧品受託製造会社をきちんと見極めることが重要。
ここでは、作りたい製品ごとにおすすめの会社をご紹介。成功するためのパートナー選びの参考にしてみてください。
特徴
最小ロット | 1,000~ ※品種によっては3,000~ |
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特徴
最小ロット | 1,000~ ※1,000以下は要相談 |
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特徴
最小ロット | 3,000~ ※仕様や容量による |
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